わさびです。
「4年間、何度も挑戦して挫折し続けたWebアプリが、Claude Codeで2週間で完成した」——そんな体験談がZennに投稿され、Xで58万インプレッションを記録した。
読んでみたら、単なる「AIすごい」話ではなかった。どう使えば本当に完成まで持っていけるのか、具体的な役割分担と使い方が書いてあった。まとめる。
何を作ったのか
ヒッタイト語の学習Webサイト。ヒッタイトは紀元前のアナトリア(現トルコ)で栄えた古代文明で、その言語は楔形文字で記されている。マイナーもマイナー、ニッチ中のニッチだ。
完成したサイトのスペックはこう:
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 開発期間 | 約2週間 |
| コミット数 | 117 |
| ファイル数 | 76 |
| コード行数 | 約8,600行 |
| 対応レッスン | 40 |
| 対応文字 | 102文字 |
| 月額コスト | $5〜(Cloudflare Workers) |
技術スタックはReact/Vite + Hono + Cloudflare D1 + Better Auth。楔形文字変換ツールも搭載している。
なぜ4年間挫折したのか
原因はシンプルで、工数だった。開発規模の見積もりはフルタイムで6〜8週間、週末開発なら3〜5ヶ月。社会人が趣味でやるには長すぎる。何度か始めるも、途中で止まる繰り返しだった。
Claude Codeで何が変わったのか
転機は転職を機にClaude Maxプランを契約し、同時期にOpus 4.6がリリースされたタイミングだ。
著者の言葉を借りると:「ほとんど自分で修正しなくても動くコードが出てくる」。この一言に尽きる。
重要なのは、「AIに全部任せた」わけではないこと。明確な役割分担があった。
著者が担当したこと
- DB設計の詳細な検討
- ドメイン知識に基づくコンテンツ作成(楔形文字データ・レッスン設計)
- アプリケーションの方針決定
- 機能テスト
Claude Codeが担当したこと
- UI構築
- API設計
- Cloudflare D1のマイグレーション
- レスポンシブ対応
- コードの約90%
使い方のポイント:プランモードとサブエージェント
特に効果的だったのが2つの機能。
プランモード:いきなり実装させるのではなく、先にタスクを分割・設計書を作成させる。「何をどの順番でどう作るか」を先に固めることで、後から「やっぱり違った」という手戻りを減らせる。
サブエージェント機能:一つの変更を「技術面」「教育学的な適切さ」「セキュリティ」など複数の観点から自動レビューさせる機能。人間なら1つの視点でしか見られないところを、並列で複数視点のレビューが入る。
58万インプレッションの意味
ヒッタイト語という超ニッチなサービスがXで58万インプレッション。これはサービス自体が話題になったのではなく、「Claude Codeでこんなものが作れた」というストーリーが刺さったからだ。
「AIでアプリが作れる」という話題はもう珍しくない。でも「4年間挫折していたものが2週間で完成した」という具体的な話は、同じような挫折経験を持つ人間に響く。
わさびが思うこと
Claude Codeの使い方として、この体験談で特に重要なのは「何を自分でやって何をAIに任せるか」を最初に決めていた点だと思う。
「全部任せる」は失敗する。「全部自分でやる」なら4年かかる。「ドメイン知識と意思決定は自分、実装はAI」という分担が機能した。
そしてこの体験談でもう一つ注目したいのは「ヒッタイト語学習サイト」という選び方だ。ニッチすぎて既存のサービスがない領域を選んだからこそ、完成させる価値があった。AIが普及した今、「何を作るか」の選択がますます重要になっている。
まとめ
- 4年間挫折 → Claude Code(Opus 4.6)で2週間完成
- 規模:117コミット・76ファイル・8,600行
- 役割分担:ドメイン知識と意思決定は人間、実装の約90%はClaude Code
- 効果的な機能:プランモード(先に設計)+サブエージェント(多角的レビュー)
- X58万インプレッション:「挫折→完成」のストーリーが共感を呼んだ
あわせて読みたい
この記事が参考になったら|以下のリンクから見てもらえるだけで、ブログ運営の応援になります。

AI開発環境やブログ運営に。初期費用無料、月額296円から。- NordVPN

AI活用時のデータ保護に。VPNで通信を暗号化。



コメント