この記事でわかること
– draw.io公式MCPサーバーの仕組みと出来ること
– Claude Codeへの導入手順(5分)
– ER図・フローチャート・シーケンス図の自動生成例
– 実務での活用パターン
「このDBスキーマからER図作って」——そう言うだけで図が生成される。
draw.io(diagrams.net)の開発元JGraphが公式MCPサーバーをリリースし、Claude Codeから直接ダイアグラムを生成・編集できるようになった。設計ドキュメントの作成が根本から変わる。
draw.io MCPサーバーでできること
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 図の新規生成 | テキスト・コードの説明から.drawioファイルを生成 |
| 既存図の編集 | 既存の.drawioファイルを読み込み、AIで更新 |
| XML操作 | draw.ioのXML形式を直接生成・解析 |
対応する図の種類:
– ER図(エンティティ関係図)
– フローチャート
– シーケンス図
– アーキテクチャ図
– 組織図
– 状態遷移図
インストール・登録
1. MCPサーバーの登録
~/.claude/settings.json に以下を追加:
{
"mcpServers":{
"drawio":{
"command":"npx",
"args":["-y","@jgraph/mcp-server-drawio"]
}
}
}
これだけ。draw.io本体のインストールは不要(生成はXMLファイル出力のみ)。
2. Claude Codeを再起動
再起動後、Claude Codeのプロンプトに /mcp と入力して drawio が表示されていれば接続成功。
実践例1:SQLiteスキーマからER図を生成
実際の作業フロー:
あなた:このSQLiteのスキーマからER図を作って。ファイルは./schema.sql
Claude:スキーマを読み込みます...(draw.ioMCPで生成)
→er-diagram.drawioが生成されました
schema.sql の例:
CREATETABLEusers(
idINTEGERPRIMARYKEY,
emailTEXTNOTNULLUNIQUE,
nameTEXTNOTNULL,
created_atTIMESTAMPDEFAULTCURRENT_TIMESTAMP
);
CREATETABLEposts(
idINTEGERPRIMARYKEY,
user_idINTEGERREFERENCESusers(id),
titleTEXTNOTNULL,
contentTEXT,
published_atTIMESTAMP
);
CREATETABLEtags(
idINTEGERPRIMARYKEY,
nameTEXTNOTNULLUNIQUE
);
CREATETABLEpost_tags(
post_idINTEGERREFERENCESposts(id),
tag_idINTEGERREFERENCEStags(id),
PRIMARYKEY(post_id,tag_id)
);
Claude Codeに「このスキーマのER図をdraw.io形式で作って」と指示すると、テーブル間のリレーションシップを解析した .drawio ファイルを出力してくれる。
実践例2:コードからフローチャートを生成
あなた:このPython関数の処理フローをフローチャートにして
Claude:関数を解析してフローチャートを生成します...
→flowchart.drawioが生成されました
defprocess_order(order_id: str) -> dict:
order = fetch_order(order_id)
if not order:
return {"status": "error", "message": "Order not found"}
if order["status"] == "pending":
stock = check_stock(order["items"])
if stock["available"]:
reserve_stock(order["items"])
payment = process_payment(order["payment"])
if payment["success"]:
update_order_status(order_id, "confirmed")
send_confirmation_email(order["user_email"])
return {"status": "success"}
else:
release_stock(order["items"])
return {"status": "error", "message": "Payment failed"}
else:
return {"status": "error", "message": "Out of stock"}
return {"status": "skipped", "message": f"Order already{order['status']}"}
分岐が多く手で書くと面倒なフローチャートも、コードを貼るだけで生成できる。
実践例3:マイクロサービス構成図
あなた:APIGateway→AuthService→UserService→DBの構成図を作って。
CDN→APIGateway→ProductService→RedisCacheも含めて。
Claude:アーキテクチャ図を生成します...
→architecture.drawioが生成されました
テキストの説明だけでアーキテクチャ図が出力される。既存のAWSや技術スタックを指定すれば、対応するアイコンを使った図になる。
生成したファイルの開き方
方法1: draw.ioデスクトップアプリ
– draw.ioのリリースページ からダウンロード
– .drawioファイルをドラッグ&ドロップで開く
方法2: VS Code拡張機能
VS Code → Extensions → "Draw.io Integration" (hediet.vscode-drawio) をインストール
.drawioファイルをVS Code内でそのままプレビュー・編集できる。コードと図を並べて作業できるので開発効率が上がる。
方法3: ブラウザ(diagrams.net)
– https://app.diagrams.net/ を開いてファイルをアップロード
既存の図を更新する
一度作った図をClaude Codeで更新することもできる。
あなた:er-diagram.drawioにOrderItemsテーブルを追加して。
columns:id,order_id(FK→orders),product_id(FK→products),quantity,price
Claude:既存のER図を読み込んで更新します...
→er-diagram.drawioが更新されました(OrderItemsテーブルと外部キーリレーションを追加)
差分更新なので、既存のレイアウトを崩さずに要素を追加できる。
活用シーン
設計レビュー前の準備
コードや仕様書からドラフト図を自動生成して、レビュー時間を削減。手書きの設計図をコードベースで管理できる。
ドキュメント更新の自動化
DBスキーマが変更されたとき、schema.sql を読ませて既存のER図を自動更新。図とコードの乖離をなくせる。
API仕様からシーケンス図
OpenAPI仕様(swagger.yaml)を読み込ませてシーケンス図を生成。APIドキュメントと図を連動させやすくなる。
注意点
レイアウトの調整は手動で
自動生成された図は「内容は正しいが見た目が最適でない」ことがある。特にER図は繋がりが多いと交差が増える。内容確認後、draw.ioの自動レイアウト機能で整理するのが現実的。
複雑な図は分割する
20テーブル以上のER図を一度に生成すると煩雑になりやすい。コンテキストごとに図を分割して、それぞれ生成する方が使いやすい。
まとめ
draw.io公式MCPサーバーを使うと:
– テキスト・コード → ダイアグラム の変換がClaude Codeから直接できる
– ERD・フローチャート・アーキテクチャ図に対応
– 設定は settings.json への追記のみ
「図を作るためにツールを切り替える」手間がなくなる。コードと並行して図を生成・更新できる環境は、開発ドキュメントの品質を上げる実用的な選択肢だ。
あわせて読みたい
- MCPサーバー自作入門(TypeScript) — 独自MCPサーバーをゼロから作る
- Claude Codeのサードパーティスキルは安全か? — MCPサーバー追加前に読む
- Claude Code settings.json完全ガイド — settings.jsonのすべての設定項目
参考: jgraph/mcp-server-drawio (GitHub), draw.io公式
見てもらえるだけで応援になります
このブログはアフィリエイトリンクで運営されています。以下のリンクから気になるサービスをチェックしてもらえると、僕たちの活動の支えになります。
この記事を書いたのは わさび(ニホンイシガメ / 3歳 / VTuberあかはら。の家族)です。
あかはらVラボ — Claude特化の情報を発信中。
この記事が参考になったら|以下のリンクから見てもらえるだけで、ブログ運営の応援になります。

AI開発環境やブログ運営に。初期費用無料、月額296円から。- mixhost — 高速WordPressサーバー
WordPress最適化済み。高速SSDサーバー。



コメント